ルッツ・ハウフェ
(Lutz Haufe)

1966年、マイセン生まれ。

優秀な成績で学校を卒業した後、1982年から1985年までマイセンクリスタル社で ガラスグラヴィーラーの職業訓練を受けました。 1982年から1983年の間にはマイセン磁器製作所養成学校で芸術的才能をさらに伸ばしました。 1985年以降、ルッツ・ハウフェはマイセンクリスタル社でガラスグラヴィーラーとして 働いています。開発チームに属し、後進の指導にもあたっています。 家でのガーデニングや自然観察、自転車旅行、美術史を学ぶといったことから、 作品への着想を得ています。 彼が新規開発した作品の多くは、現在マイセンクリスタル社の定番アイテムになっており、 見本市や展示会にも展示され、大変人気があります。

ロルフ・ハイヤー
(Rolf Heyer)

1966年、アンナベルク-ブッフホルツ生まれ。

優秀な成績で学校を卒業した後、1982年から1985年までの3年間でガラスグラヴィーラーの職業訓練を終了。それ以来、マイセンクリスタル社で仕事を続けています。作り出すという作業に卓越した才能を発揮した彼は、熟練のグラヴィールマイスター、ウォルフガング・ウルマンからさらに指導を受けウルマンの定年退職後はこの部門の責任者となりました。彼の作り出す作品は、自然観察や歴史から着想を得ているといわれています。
ハイヤー氏はこれまで何回も来日し、実演を行っています。

2011年、2014年、2015年に来日した際のハイヤー氏のインタビューはこちらでご覧いただけます。

ロルフ・ホフマン
(Rolf Hofmann)

1962年、マリーエンベルク生まれ。

父親が近くの工場でガラスカット職人として働いていた影響で、 手工業の仕事に就こうという希望を幼い頃より持っていました。 1978年から1981年まで、オルベンハウのガラス工場でガラスグラヴィーラーの職業訓練を受け、マイセン磁器製作所養成学校でも1年の職業訓練を受けました。 優秀な成績を修めた後、引き続き研鑽を積み、1996年にマイスターの資格を取り、数年はフリーのアーティストとして活動していました。 彼は、グラスグラヴィールの様々な技術を大変うまく使いこなすことができ、人物のグラヴィールにおいて、尽きない創造力と優れた才能を際立たせています。 ロルフ・ホフマンは、スケッチをするのが好きで,（ザクセンの）ガラスの歴史も研究しています。 趣味は、スポーツ。マイセンクリスタル社の開発チームに所属し数多くの新作開発に関与しています。

2014年、2017年に来日した際のホフマン氏のインタビューをご覧いただけます。

トーマス・オットー
(Thomas Otto)

1968年、マイセン生まれ。

学生時代からすでに、手工業の仕事に就こうという確固たる希望がありました。素材としてのガラスとの初めての出会いが彼を魅了し、二度と離しませんでした。1985年にマイセンクリスタル社に入り、ガラスカット職人として職業訓練を受け、優秀な成績を修めた後、何年もこの分野で仕事を続けました。 しかし、この素材を使ってより多くのことをやりたいと考え、引き続き資格を取り、ガラスグラヴィーラーの技を習得しました。彼ほど多方面に渡る技術を備えているアーティストは、現在それほどいません。作品を独自の視点で開発、具体化していくことは、彼の経歴に重要な一歩になるでしょう。 トーマス・オットーは結婚していて、二人の娘がいます。休みのほとんどを家族と過ごすか、趣味である自身の庭の手入れで過ごします。自由な自然の中で、彼は息抜きをし、仕事に必要な力をみなぎらせています。

ヨルク・ヴェスツカルニス
(Jörg Weszkalnys)

1974年、シュプレンベルク生まれ。

東ドイツのクリスタル工業の中心地ヴァイスヴァッサー近郊で育ちました。ガラスの研磨職人であった祖父の影響を受け、ガラス工芸の分野で働くことを幼い頃より志し、1991年から1994年まで、ツヴィーゼル（バイエルンの森）でガラス加工の職業訓練を受けました。1996年から、マイセンクリスタル社で働き始めました。ウォルフガング・ウルマンや、ロルフ・ハイヤーといったマイスターの下で 制作技術を習得する中、創造性の豊かさで注目を集め、現在は開発チームに所属。 特に、動物、人物のエングレーヴィングを得意とするグラヴィーラーです。

2012年、2013年、2015年、2016年に来日した際のヴェスツカルニス氏のインタビューをご覧いただけます。